STORY

時は1988年、日本は韓国で開かれるソウルオリンピックを間近にして最高の盛り上がりを見せていた。学生時代、陸上部に所属していた生田は同級生を集めて韓国にオリンピックを観に行くことに。だが・・・思わぬ事態に!そこで友人から初めて聞く言葉「看取り士」。

それから15年後。

生田は実家を離れて、東京で自分の店を立ち上げた。場所は恵比寿。オープン当初は人も入っていたが、飲食店の激戦区ということもあり、名物と言う商品もない店は客足も遠のき、売り上げも落ちていき、現在は赤字続きの借金生活。これ以上続けられるかの瀬戸際に立たされていた。そんな時に親の病気が発覚。余命半年という診断だった。片親で育った生田はお店を続けるか、親の元で暮らすか、選択を迫られていた。生田が決めた選択は・・・?

人は人生の最期をどう過ごすのか。人は命(死)というものにどう寄り添っていくか。

生田の人生を追った感動ストーリー。